International Pilates Heritage Congress
(国際ピラティス遺産議会)にて、
日本代表のアンバサダーとして参加をさせて頂いていました。
本当に充実した3日間であっという間でした。
そんな中、本日のクロージングセレモニーで、
司会のキャッシー・コリーから名前を呼ばれました。
Pilates Heritageの世界的認知を高めるための活動が
数字を通して評価され、
シルバー・アンバサダーを受賞しました。
本当に光栄です!
というのも。
2年前にこのピラティスコングレスに参加した際に、
ピラティスのエッセンス、ルーツ、遺産を
共有するスピリットで繋がったこのような機会には、
ぜひ、日本の多くの人も知るべきだと強く思いました。
言語の問題はあるかもしれません。
でも、井の中の蛙でいては、
ピラティスというものがなんなのか、
本質すら理解できない。
ピラティスというものを知らないまま、
ピラティスを仕事として生きていくことになる。
日本人にとって語学の問題は確実にあるけれども、
それ以上に大事なスピリットがある。
それを、ジョセフ・ピラティスの生誕地で味わえるなんて、
この先のピラティスの人生に大きな影響を与えることは
間違いありません。
少なくとも、ピラティスをやるならば、
ピラティスのルーツを知ってほしい。
そんな機会が、我々日本人にとっても、
もっと近いものでありたい。
そう思って過ごしてきたので、
日本のピラティス愛好家の方々と、
世界で最もルーツに近いピラティスの環境を繋ぐことに
少しでも役に立てたのであれば、
これ以上ないほど嬉しいことです。
語学が全くできなかった私も、
今ではどこにいても世界のピラティス仲間がいるし、
毎回毎回、回を重ねるごとに理解できることが増えてきて、
今では、内容を理解することについては問題がありません。
ピラティス界では、まだまだ海外に行くのは、
・長く取り組んだからとか、
・どこかの団体のマスターティーチャーだからとか、
そんな風潮が強く感じられます。
でも、ピラティスを純粋に吸収したいのであれば、
本来は誰にでもチャンスはあるはず!
私は一人で日本を飛び出して散々な苦労を
数えられないほどしました。
そんな山あり谷ありの道を乗り越えて感じたことは、
「これは、特別な人だけのものではない」
ということです。
多くの人が、広い目で見ることができたら、
目先の情報に流されずに、
自分自身のピラティスのあり方が
見つかるのではないでしょうか。
だから、どんな売上を上げることよりも、
このシルバー・アンバサダーを受賞したことは、
何よりも嬉しいことです。
まずは、ボトムアップしてから、
そこからビジネス!
そこから世界で戦える日本に!
今回は、世界27カ国から180名程度(満席)の参加でした。
その中で、18名となった日本グループは、
確実に存在感があるものでした。
日本でのピラティスの取り組み、
盛り上がり方、熱の入れ方を、
多くの国の人に感じてもらうことができました。
これも、一つの大きな成果と思います。
そして何よりも!
「本当に楽しく充実した3日間でした!」
と話されていたみんさんの言葉に、
心の同士ができたような気分で、
本当に嬉しいです。
ただし!
このような大きな日本チームになったのは、
やはり参加された方それぞれの情熱に他なりません。
実際にここメンヒェングラートバッハでは、
日本から参加された皆さんにサポートしていただき、
終始素晴らしい時間を過ごすことができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
最後に皆で写真が撮れたのも、嬉しかった!
まだまだこのピラティスコングレスの素晴らしさは
3%位しかお伝えできていないのですが(笑)、
徐々にアップして行きたいと思います。
「私のメソッドで、世界を変えることができる」
そう言っていたジョセフ・ピラティスの想いを叶えるための
一端を担って行きたい。
改めて、そう強く思っています。
櫻井淳子