ここにはもう、絶対に辿りつけないと思った。
根っからの高所恐怖症の私は、
「もう、絶対無理!」
「怖すぎる!」
と、本気で絶叫しながら、
私の人生においては奇跡的に、
裏セドナにある神聖な場所、
Birthing Cave(子宮の洞窟)に
たどり着きました。
↑この岩壁の真ん中のくぼみのところが
ちょうど女性の子宮の形をしています。
そして、さらにこの子宮の壁の中にある
小さな穴。
これが、卵巣に受精卵が着床する場所とされ、
新しい生まれ変わり、ニューライフのスタートや、
ここで願ったことは必ず叶うとされいる、
ネイティブアメリカンが今でも大事にしてる
神聖な場所とのことです。
ですが・・・・。
あまりの怖さに、
今回ばかりは無理かと思いました。
恐怖で全身が硬直し、
不必要な力が入り、
それにより心拍が速くなり、
呼吸も上がり、
かいたことがない汗も流れでました。
こうしてみると、広大で素晴らしい場所ですが、
横に移動するのも、
もはや命がけです。
今回、個人でご案内をしてもらったのですが、
写真を撮ってもらってるとき以外は、
本気で
「怖い、できない、無理」って、
大声で叫んだり、子供みたいに泣いてました。
そして、やっと小さな洞窟まで来たのに・・・
ここに上がるのが、
捕まるところもないし、
難しいの、怖いの、で、
ここまで来たのに、やっぱり無理と駄々をこねるアラフォー・・・
そして、泣きながら大奮闘した上に、
ようやく入れました!
本当に不思議です。
雨が自然に降るように、
もしくは星が自然に流れるように、
涙が出て来て、驚きました。
「私、泣きたいわけじゃないのに、
この涙は何?」
って聞いたら、
「降りたくなったら呼んでね」と、
付き添ってくれた方は降りてしまいました。
しばらくは、涙もなぜか勝手に出て来ちゃうし、
ただただ呆然としていました。
そして次に、
私が生まれた時のことや、
息子を出産した時のことが、
フラッシュバックしたり、シンクロしました。
詳細は割愛をしますが、
本当に、衝撃の体験でした。
しばらくすると、日が沈み、
この世のものとは思えないほどの
絶景となりました。
でも、同時に、
地球は素晴らしい、
地球の本当の美しさを実感し、
これが「この世なんだ」ということも
実感しました。
さらに日が落ちると、
このわずかな時間にしかみることができない
「地球影」という、地球の影を見ることができました。
下の写真の空の下側が青くなっているので地球影です。
太陽が山の下に下がったものの、
まだ水平線上からは下がっていないので、
太陽が地球の光を反射して
このような空になるそうです。
帰りも散々でした。
まず、穴から出られない。
出ても、命がけの恐怖。
高所恐怖症って、
本当にこんなに高いところが怖いんだと、
妙に思ったりもしました。
無事に降りて、振り返って、
深々とお礼をしました。
そして、あまりに衝撃的で
思い出の時間となり、
最後にまた、
あの岩山全体を写真に納めようとしました。
すると・・・。
どうシャッターを押しても、
カメラのシャッターがおりません。
岩山だけ、どうしても撮れないのです。
ふと、なぜか突然悟りました。
「あなた(私)はまた、新しいスタートを切った。
過去に執着するな。振り返るな。
今、ここにありなさい」
そして、帰る時には約30分のトレイルを、
月明かりのみで帰りました。
でも、不思議と怖くなく、
月が見守ってくれいる安堵感と優しさでいっぱいでした。
そして、ここでの体験が衝撃すぎて、
それらを沈静化するにも必要な夜のトレイルでした。
この子宮の洞窟に入る前に、
お参りしたところ。
今回のセドナは、毎日が不思議な出会いと
それによる想定外の出来事の連続です。
また、大切な時間として
電磁波をほとんど使わずに過ごしています。
私は普段、占いもしないし
スピリチュアルなことは全くしていない。
そんな私でも受け取れた
母なる大地からのメッセージを、
大切にしていきます。
JUNKO