心の中で手を合わせる時間

日本では、3.11の問題はまだまだ不透明で深刻を極め、原発の問題は、私たちの子孫にまで影響を残す重大な問題となっていることは明らかだ。

ただの旅行者が、悲しみの募る場所に行くのもどうなのかと言う気持ちもあり、なかなか脚を運ばなかった場所。ワールドトレードセンター、GROUND ZEROに行ってきました。

結果、想像以上の場所であり、多くの方に訪れて欲しい場所の一つになりました。メモリアルセンターでは、当時のビルの一部や消防士関係の物が展示されています。また、撮影禁止区間のexibithionでは、ビルの中、街の様子、政府、消防士達など、時系列に色々な角度からの映像や写真、遺品があり、涙がとまらななかった。

この春、沖縄にて沖縄戦を息子と学んだけど、さすがに現代社会は映像や写真、遺品などの保存が進み、圧巻!そして、ラストはテロリストの最後を打ち出す所に、米国の決意を感じました。

前回訪れたニューヨークは、昨年9月。義母の看病が続く中、毎日容態が良くなりはじめ、義父に背中を押されての渡米でした。ですが帰国日に訃報が届き、マ ンハッタンで呆然と立ちつくしたのは、まだ昨日のよう。米国へのフライト中、消化しきれない想いが出てきて止まらなかった。

ニューヨークに着いてからは、息子からお腹が痛いと電話があり、いつでも電話してねと言って、携帯の設置を解除した。

母であり妻である立場で何かを目指すことが、正しいのかわかりません。だけどチャレンジするならば、一人の女性として色んな想いや葛藤を受け入れて行くしかないのかな、とも思います。

今日は、義母のことを想い、静かに心の中で手を合わせられる場所を選びました。日本にいると、仕事以外は家事と育児。貴重な時間を持てたことにも感謝です。

日々普通に生活できることに、
心より感謝します。

そして、改め多くの犠牲になった皆様に、
心よりご冥福をお祈りいたします。

JUNKO

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