忘年会!ピラティスの本音と建前

動きの原理原則を学ぶために、
それなりに解剖学の本を読みましたが、
6年前に出会ったPatGuyton先生の本質をついた指導に感銘を受け、
満を持して、家族を説得し、子供を預けて
Pat先生がいるボルダーへの渡米と本格的な学びを
はじめたのが約4年前です。
そしてその間、どうしても学びたい!という場所へ
米国内を同時に転々と旅する事になりました。

学んだ事は、どの教科書にもない、
素晴らしい生きた情報と知識でした。

それまでも、小さな子どもを預けて
なりふり構わず何年間もピラティスに打ち込んで来ていましたが、
あまりの違いに愕然とし、
全てをまた、ゼロからやり直そうと覚悟を決めました。

金銭面や子供の問題を考えると、
私にとっては高すぎる壁でしたが、
どうしても学びたいと心の声が言っている私自身にとって、
この学びは最大の喜びでもありました。

それまでにもマスターティーチャーと言われる人にも
お会いして来ましたが、全く違いました。

昨年はじめたフランクリンメソッドでは、
ピラティスとかヨガとかそういうエクササイズ以前のレベルで、
人のカラダがどう動くようにデザインされているか、
マインドとボディのつながりとは具体的にどのようなものなのかについて、
サイエンスで学びました。
そして、今もその学びを続けています。

そこで言っていたエリック・フランクリンの言葉は、
衝撃的でもあり、そして、長年の歩みが救われた気持ちにもなりました。

「マスターティーチャーだからといって、正しいことを言っているわけではない」

この言葉を発するには、多くの勇気を必要とします。

実際私も、ピラティスをはじめたころは、
マスターティーチャーなんて、夢のまた夢でした。

ですが、歩みを進める中で、多くの本質に出会い、
また、多くの「空想上」の根拠のない事にも出会い、
それらを自分で判断するための知識、経験、練習を
積んできました。

そんな中、今年は2回も大きな団体の
マスターティーチャーへのお誘いを受けましたが、
本当に良いと思っている事を伝えたい、
そして、ピラティスを団体にとらわれずに、
本質的な事や、本当に人の役に立てる事を
しがらみのない状態で精一杯伝え、打ち込みたい。

この願いで、辞退するに至りました。

このお誘いは、私にとっては本当に嬉しいことで、
涙が出る程の励みにもなりました。

ですが、英語も苦手な私が一人で渡米を繰り返し、
世界の尊敬するエルダーや素晴らしいティーチャー達が、
言葉の壁を越えて想いで私を受入れてくれ、
精一杯のことを伝えてくれました。

そしてその学びは、今もニューヨーク、ボルダー、フロリダで
同時進行で進んでいます。

私が伝えたいのは、
ある限られたピラティス法ではなく、
ジョセフ・ピラティス氏の魂を受け継いだ、
そして、必ず人の役に立つためのピラティスメソッドです。

こんなことができるのか、
果てのない気持ちになることも何度もありますが、
それでも、これを基準に、取組んでいます。

まだまだ小さな力ですが、
ピラティスを愛する人が出て来た時に、
精一杯、多くの素晴らしい方から学んで来たものと、
クレイジーな程の取組みで得た自分自身の経験を
伝えて行きたい。

会社経営を考えれば選択すべき仕事も、
自分のスピリットに従った結果、
辞退したことが今年はたくさんありました。

私は、ピラティスメソッドジャパン(株)という創業した会社に、
全てをかけて挑んでいます。
私が選んだ取組みが正しい、正しくないではなく、
やはり、自分が最も大切にできる思いを貫きたいと思っています。

今日は、本年度スタジオ移転の際にデザインを依頼した、
ケンブリッジの森主催による大忘年会でした。


ケンブリッジの森を訪ねたのは、
昨年の12月前後。

「日本で唯一の魂を込めたスタジオを作りたい」
を依頼し、それからとにかくいろんなことがあり、
二転三転する現状に奮闘し、
デザイナーの藤原さんとはディスカッションを何度も交わし、
そんな中たくさんの方に協力も頂き、
今日を迎えられることになりました。

ケンブリッジの森にゆかりのある皆さんが集まり、
まるでファミリーの様に、
そして、皆さんの想いを強く感じ、
充実した時間を過ごす事が出来ました。

そんな中、ピラティスについての初心や想いを、
改めてフツフツと思い起こすに至りました。

ステキな時間をありがとうございました。

JUNKO

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