働く女性として


仕事がなく、ただただ専業主婦だった頃。

望んでそうしたのに、
不在続きの夫に不満を感じたり、

東京から地方に来た事が息苦しかったり、

しまいには、仕事もせずに家にいれるのに体調を酷く壊したり・・・・

いろいろありました。

今となっては、夫とは最大の、
お互いの理解者になり、
お互いに最大限の協力を惜しみなくしています。

ピラティスに出会い、夢を持ったときから、
私の人生は変わりました。

ですが、どんなに勢力的に動いていても、
子供と一緒に少しでもいたいという気持ちは常にありますし、

また、全てを差し置いて
24時間態勢で義母の看病にあたっていたにも関わらず、
あろうことか、ニューヨーク滞在中の最終日に
息をひきとったと聞き、ただただ、マンハッタンで立ち尽くし
絶望感を感じたこともありました。

あのときは・・・、
親不孝の私でしたが、たくさんお世話になり
何の恩返しもできなかった義母だけは、
最後を見送りたいと思い、毎日病院に泊まり込み、
出張の日は、
夜遅くなっても病院に通ったものでした。

最後の日に立ち会えなかったと知り、
正直、親不孝者への神様からの試練だと思いました。

好き勝手気に自分の仕事や夢を優先してきたから、
きっと、こんな一番大切な日に、
一緒に居合わせてもらえなかったんだと、
自分に不甲斐なさを感じました。

息子を大切に育ててくれ義母に会えなくなってことと、
自分への不甲斐なさに、
マンハッタンで立ち尽くし、号泣したものでした。

「働く女性」と一言で言ってしまえば簡単だけど、
強く優しくあることが、
唯一、この道を全うできるのかもしれないとも、思います。

ましてや、今となっては「働く経営者」。

いろんな葛藤があることが大前提で、それらも受入れること。
女性特有の環境に不満を持つのではなく、
それでも仕事ができることに感謝すること。

こういうことを、全て受入れてこそ、
女性は仕事ができるのかなと、実感しています。

もうすぐ、以前にセミナーを開催させて頂いた
「夢を叶える独立」
「夢を叶える小規模経営」
のDVDが販売されます。

ですが、全ての人が独立すれば良いと思っているわけではありません。

人には、向き不向きがあります。

どこかのスタジオや企業の中でスタッフとして働きながら
夢を実現することもできます。

夢とは、独立することではなく、自分が「こうありたい」と思う
生き方や在り方、そのものだと思います。

ましてや同じ女性に、私のような独立を進める気持ちもありません。
だって、大変ですから!(笑)
ですが、伝えたい事は
「自分が大切に思う在り方で、日々向き合こと」
「それが、仕事であれば、一生その仕事を通して夢を実現できること」
この2点に尽きると思っています。

その上で、独立がそのことに役立つようでしたら、
選択をすれば良いと思います。

私は、仕事をすることで、家族や子供と一緒に過ごせる
全ての時間が本当に幸せだとうことを、逆に深く実感することになり、
家族との時間はこれ以上ない喜びになっています。
だから、当たり前の毎日が、言葉にできない位ハッピーですし、
家にいる時間は、この時間が本当に嬉しい事や、
幸せと言う事を、「母バカ」のように連発しています。

子供は息子なので、うざがられることもありますが、
「うわー、今日は一緒に一日居れて最高♡」とか、
「今年はずーっと忙したかったから、●〜●の期間は、1年分一緒に過ごそうね!」
とか、

余りに嬉しく、家族に一緒にいる度に、
毎回伝えています。

そして、もし独立を考えるのであれば、
その前に、
「スキルの向上」と、

「発展性のための考察」は必須です。

ビジネスだけにとらわれてしまうと、
スキルが貧弱になります。

独立のノウハウのような情報はたくさんありますが、
私のような一個人が何かに挑戦するのであれば、
当然ながら、「強み」は必要になってきます。

キレイな写真を撮って、
教科書通りのプロモーションを行っても、
継続できるのは、ほんの短い間のみ。
それは、時間の問題かもしれません。

すばらしいプログラムが海外や大手企業から次々に発表され、
かつ、
すばらしい大手企業も小規模ジムやスタジオに進出をされている中、
「スキル=品質」がなければ、
正直、プロモーションやビジネス戦略に踊らされて、
しかも、いろいろと手を尽くしたあげくに、
当然ながら大手やノウハウのあるスタジオにプロモーションは負けてしまい、
最後はクタクタになってしまうのではないでしょうか。

この辺りの、スキルと品質の位置づけについては、DVDの中でも
時間をさいお伝えをさせて頂いています。

そして、そこに特色をつけてくれるのが「情熱」です。

足し算ではありません。
かけ算です。

足し算なら、何かがゼロでもプラスαは、プラスとして残ります。
ですが、
かけ算は、何かが突出して素晴らしくても、他の要素がゼロであれば、
全てがゼロになってしまいます。

最近は、本当に志があり、スキルもビジネスも向上されている
すばらしい男性陣にも多く出会います。
本当にたのもしく、私も学ばせて頂きながら刺激も頂いています。

その中で、ライフスタイルに翻弄される(結婚・出産・体力etc)女性が
できることは何でしょうか。

「足し算」ではなく「かけ算」で
物事を考えはじめなければ、
このような環境では厳しいかもしれません。

一見大変のようにも見えますが、
私たちのお客様も、日々のライフスタイルにより影響をされる
そのような一般の女性の方がほとんどです。
(私には、プロのアスリートや事業家の方等多くいらっしゃいますが、
むしろでスキルでカバーする事ができます。)

お客様も、日々の喜びや悩みを持たれ、
ビジネスではなく「日常」という視線の中で、
過ごされている方々です。

高尚なノウハウを学ぶだけではなく、
人としての目線に戻る事で、大切なことが見つかり、
それがサービスに繋がるのではないでしょうか。

お客様が求めていることは、もしからしたら、
難しい論理や特別な技術ではなく

「今ある私(お客様)に真摯に向き合い、それを理解し、
せいいっぱい対応してくれるサービス」なのかもしれません。

学びは絶対に必要です。
その、スキルという土台があることが前提で、
「時間は会議室で起こっているのではなく、現場で」
起こっています。

ですが、頭でっかちでは、ただの自己満足です。

毎日、家庭の主婦はどのように生活しているのか。
また、仕事帰りにわざわざスタジオに来て下さる方は、
どのような想いで、何が魅力で来て下さっているのか。

高等な学に浸透するだけではなく、今一度、このようなことにも
目を向けてみたらいかがでしょうか。

そして私自身も、このような視線をわすれず、
初心を忘れず、取組んで行きたいと思います。

女性が仕事をする中で、大切な事は何か。
自分基準は何か。

決して、競争だけに踊らされずに、
他を気にしないくらいの自分の道を認識できたなら、
素晴らしいと思いました。

JUNKO

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