使命に集中いたします

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ここ数年、外部でのたくさんのお仕事をさせていただきました。

地方都市でどん底からピラティスをはじめ、
こうしてたくさんの方にお声をかけて頂けることは、
本当にありがたく、そして奇跡のようにも感じます。

このような中ですが、今年は外部でのお仕事を
極力控えさせていただくという決断をしました。

私にしかできないことに、
さらに集中していいきたいと切実に思っています。

昨年は、実は1年間、「起きていられる限界まで仕事をする」
という勢いで、睡眠時間もギリギリでした。

私が現在手がけている仕事は、
「日本ではじめて」というものがほとんどです。

そこには、大きな責任が常に存在しています。

日本に導入する、という契約先への責任。
受講していただく皆さまへの責任。

言葉の壁を超えての調整や契約、日本国内での方針。
それらを踏まえると、
外から見える仕事の10倍、いや、それ以上に
目に見えない大切な仕事が発生して来ます。

さらに、最も大切にしているLolita’s Legacyもはじまりました。

昨年は無事に国内で初めて開催をさせていただきましたが、
やはりこれはピラティス界のこの先に、
少なからず影響を及ぼすような仕事です。

これまでもロリータ・サン・ミゲェルの元でトレーニングを積み、
自宅にも環境を整えて必死に取り組んで来ました。
身体についての学びも重ねて来ました。

ですがコースを開催するというのは、
第二世代ピラティスティーチャーの認定を受けた時よりもはるかに大変で、
目が閉じてしまうギリギリのところまで、
1年間取り組み続けて来ました。

特に、第一回目の国内開催は、想像以上の労力を要しました。

動きの振り付けだけを提供するのではなく、
理論的なこと、
マンド的なこと、
指導者としてのあり方、
ジョセフ・ピラティスへの理解、
ロリータズ・ピラティスへの理解、
ピラティスの目に見えない価値とその提供の仕方、
自分自身が体現すること、
世界の動向
最新の解剖学

などなど。

これらを日々の多くの仕事、経営、育児や、
他の関連するものと合わせて、
全て同時に進めて来ました。

これらは、数年単位で集中して身につくものではなく、
もっともっと長い時間をかけて得られるものだと、
やればやるほど実感しています。

でも、ピラティスの真髄についてもっともっと精度を磨きたい。
Lolita’s Legacyというコースは、
テキストを見ながら単純に要項に沿って指導できるようなものではないのです。

そして、多大な時間と労力を使い、
育児の大切な時間でさえ海外に飛び、
目にして来た事実がたくさんあります。

それらを、今この時代に残せるか残せないかは
大きなことだと実感しています。

もっと楽な道を選べば良いのかもしれません。

ですが、まだ40代。
体力的にも最後の無理がきく時かなと。

自分しかできないこと。
自分が生きている間にどうしてもやりたいこと。

そこに、集中したいと思います。

ピラティスに出会い、人生が変わりました。
お金がなくても、大変な環境でも、
心がときめきここまでやってこれました。

そして、ジョーから受け継いだロリータという師匠に出会いました。
ロリータ先生から、生き様を教えてもらいました。
少なからず、ジョセフ・ピラティスからの公式な直系のラインに立ち、
願い続けてきたことを知ることができたと同時に、
さらなる使命も実感するようになりました。

ピラティスの世界では、まだまだ多くの誤解や偏見が聞こえます。
ピラティスは体に悪い、と認識されいる場合があることも事実です。

今日まで死ぬ気で頑張った結果、
相反してありえない批判を受けることも実際にあります。
耳を疑いような「空想話」もたくさん飛び込んで来ます。
努力を知らない人たちに、
「お金があっていいよね」
「自分ばっかり目立とうとして!」
「ビジネスしか考えてないよね!」
まあ、このようなことは取るに足らないとして、

さらには
「ロリータはピラティス氏に習ってない!」など、
事実無根の空想話を神妙にもっともらしく話盛り上げる人たちがいることには
気絶しそうなほど驚きました。
ですがこれも、大事な社会勉強となりました。

そして、このようなことについても師匠としっかりと、魂からの話ができました。

ですがどのような環境下でも、
人生かけて、魂かけて、やりたいこと。
そこに集中していく。
これが答えです。

今後も、
ピラティスの本当の価値が次の世代にも伝えられるように、
・繰り返しの修行を続けます。
・必要な情報が必要な方に届くように、ピラティスボディスタジオへの
パワーをさらに入れていきます。
・日本に導入したプログラムについて、責任を持って、さらに受講者の方にとって良いものになるように発展させて行きます。

すでにスケジュールは半年先まではいっぱい、
1年後まではある程度ありますので、
そうは言っても皆様にお目にかかれる機会は
しばらく続くかと思います。

貴重な時間を先、私の話に興味を持って来ていただけることに
本当にありがたく思います。

全ての時間を、さらにより良いものにやるように
精一杯取り組ませていただきます。

そして、今年もはじまるLolita’s Legacy2期生と、
間も無く卒業する1期生の皆様のサポートに力を注いで行きたいとお思います。

 

第二世代ピラティスティーチャー
ロリータ・サン・ミゲェル ピラティスマスター
櫻井淳子