カナダ滞在が、残り僅かになりました。
もっといたいよーと、親子でつぶやく日々。
ですが、もちろん、自宅も日本も恋しい。
早く帰りたいけど、
もっといたい。
親子で毎日つぶやいています。
息子の先生と、息子の大親友となった兄弟と
一緒に、記念写真♪
みんな、ありがとー!
JUNKO
Just another WordPress site
毎週新入生が入り、
毎週、帰国する人がいる語学学校。
今日は、ブラジルからのクラスメイトの最終日でした。
とってもインテリジェンスな彼女に、
初日からいろいろと助けてもらいました。
最終日の今日、Grammer(文法)クラスのみんなで
記念撮影。
ちなみに毎日ある4クラスは全てレベル分けなので、
クラスごとにメンバーが異なります。
私は今、韓国、中国、ベトナム、ブラジル、アフリカ、
サウジアラビア、チリ、ドイツ、そして日本人と一緒に学んでいます。
ここでは、毎日生徒。
素晴らしい先生達から、英語だけではなく、
もっとたくさんの事を学んでいます。
皆がこうして顔を合わせて触れ合う時間があれば、
世界も平和になるのでは、と、ふと思う事がありました。
皆、同じ人であり、ユーモアがあったり、特徴があったり、
国籍は関係ありません。それに、その国の文化や特徴について、
とても興味深く、また尊敬する気持ちが、さらに強くなりました。
今日のヤフーニュースでは、台湾の地震のニュースを見ましたが、
すぐに、クラスメイトの顔が思い浮かびます。
政治的にいろいろと課題があるアジアの近隣諸国ですが、
ここでは、皆が一人一人、平等に、言葉が違うだけで
日本にいるときと同じ様に、関係しあっています。
新入生の私は、若い20代、30代の他国のみんなに、
授業もフォローしてもらっています。
百聞は一見にしかず。
感情的になるわけではなく、自然にクールに、
世界が平和だと良いねと、子供と話すようになりました。
今日のランチでの会話。
とっても若いママが、何と一人で小さな子どもを3人連れて、
カナダに来ています。子供達3人はまだ小さいので、
ママが学校に来ている間は、デイケアセンターへ行っています。
小さい子が3人、しかも異国で一人で・・・、
考えただけでも、とにかくバタバタと大変な事は
言うまでもありません。
そんな彼女が
「せっかくここに来たから、帰国した時に、日本の皆さんに
なにか役に立てるものを得て帰りたい」と言っていたのが
印象的でした。
それぞれ、いろんな想いを持ってきた日本人に会えるのも、
共感したり、勉強にもなります。
午後のコミュニケーションのクラスでは、
現在ディベート(討論)の練習をしています。
先日の授業で出た「あなたの人生にとって一番必要なものはなんですか?」
の質問に、いつもクールで授業中の言葉数も多くない韓国の若者が、
「学び」と言っていたのも印象的でした。
「人生は、全て学びだ」と、若い彼は、
少なく、かつ小さい言葉で、
ですが明確に主張していました。
今日の朝。日本人と思われる金髪の男の子が学校のフロントで
身振り手振りで一生懸命に話していました。
たぶん、高校生か大学生くらい。
通りがかりに耳にしたことばは
「10日間、、、、参加してみたけど、、、、
難しかったから、クラスを下げて欲しい」と
一生懸命に伝えていました。
この学校では、入学試験でクラスが振り分けられますが、
もし自分が難しいと感じたら、クラスの移動を申し出ることができます。
とてもウェルカムで、このような申し出を聞いてくれます。
こんなに若くして、英語がまだまだこれから、という彼の
頑張りとジェスチャーの後ろ姿に、なんだか感動してしまいました。
話し終わったあと、後ろにいた私に気がついた彼は、
私が日本人とわかったのでしょう。日本語の発音で「あれっ」って
言っていましたが、せっかくのお互いの頑張りを無駄にしないよう
「Hi, Good Morning!」と英語で話しかけ、その場を去りました。
そう言えば、私たちの入学試験と同じ日に、
中国の10代の男子と一緒でした。
彼は、ほとんど英語がわからずに、先生が言っている
「保険証はもっている?」
「住所はここに記入して下さい」
などもわからずにいました。
それでも、一人でホームステイに来ている。
すごいなあと、思いました。
ですが、ここにはそのような人がたくさんいます。
とても英語が上手な人に、
「最初は英語が全くできなかった」と聞き、びっくりしました。
一年間来ていて、すでに半年以上滞在しているとのこと。
私の滞在期間を伝えると、「短すぎ〜!」と、
逆に驚かれます(笑)
いずれにしろ、何かをやる前と、やった後では、
確実に大きく何かが異なることは間違いないと思います。
乳児をかかえながらピラティスを学びはじめ、
電車に乗るお金も、ひどいときは、
お米を買うお金もない時期が長く続き、
トンネルからいつ出られるのか、
皆目検討がつかない時期もありました。
当時は自分が海外に行けるなんて夢にも思っていませんでしたが、
ある時、どうしてもピラティスを学びたい場所が見つかり、
それが海外・・・。必死に工夫をして、知恵を絞り、仕事を
育て、学びを活かせる場所を作ってきました。
まだまだ未熟であり未完成ですが、
その未熟さが、階段を登るようにチャレンジや学びに
導いてくれてもいます。
「何かをやる」ための最初の一歩は、
とても大きな壁に感じるのかもしれません。
ですが、その一歩を踏み出して、
課題をクリアーして、みんなそれぞれの目的で、
この学校にたくさんの人が集まっている。
そして、先生達の指導スキルも素晴らしく、
学ぶ事がたくさんあります。
正直、ここカナダに来ても、私の仕事は減るどころか、
毎日の学校と宿題、さらに毎日積み重なる仕事で、
軽い腹痛をおこしたり、なぜか痛みはないものの胃が痙攣したりと
あります。
が、そんなことよりも、
大変だとわかっていながらも、一歩を踏み出して良かったと感じています。
あんなに苦手意識しかなかった英語も、
今は勉強がとにかく楽しい!
短い滞在ですが、たくさんのことを肌で感じで、
吸収していきたいと思います!
全てが、ピラティス指導者、かつエデュケーターとしての
スキルにもつながると確信しています。
JUNKO
「お母さーん、あのさあ、通訳の人って、
いてくれるとすごく助かるけど、
もし本当に英語を勉強したいなら、
いない方が早く英語がわかるようになるね。」
と息子。
なんで?と聞くと、
「通訳の人がいると、英語を聞く必要がないから、
僕はNYでもカナダでも、何を言っているか全然わからない!
だけど、ここに来て、何を言っているか、 わかるようになってきた。
それに、本当に必要だったら、調べたりして面倒くさいけど、
そうやって何度も調べたりすると、絶対覚えるよね!」と。。。
そして、最後に一言。
「一ヶ月って長いと思ったけど、 一ヶ月くらいじゃあ、
全然話せるようにはならないね!」と冷静な判断。
ここ最近、
「トイレに行っても良いですか? は何て言うの?」
「このテレビ番組はなに? は何て言うの?」
「チリでは何語を話すの? は何て言うの?」
「いつまでいるの? は何て言うの?」
「一緒に遊ぼう は何て言うの?」
「住所を教えて? は何て言うの?」
とひたすら質問攻め!
そして、
「これ貸して〜」
と持って来たのが、 よく書店で売っている、旅の英会話の小さい本。
「お母さん、今日からこれは僕に使わせて」と言って、
寝る前まで、ひたすら読んで練習していました。
私も時間が許す限り、勉強と仕事。
自ら必要を感じで、
自ら勉強する。
こういうことを感じてくれたことが、
英語を習得する前にもっと大事なことだなあと感じます。
その上で、英語が学べたら良いね!
最後に本人曰く
「一ヶ月じゃ無理そうだけど、中学に入るまでには 英語ができるようになりたい」と、
抱負を述べてくれました。 この先どうなるかなんてわかりませんが、
ひとまず、 当初は嫌がっていた息子を連れて来て良かったと思いました。
経験こそ、力ですね。
JUNKO