ピラティスメソッドの誤解

ピラティスメソッドの誤解。

このことについて、業界的にはタブーな面があったり、団体として言えないことがあったり、触れてはいけない雰囲気があったり、そして、それによる壁があるようにも思います。

ピラティスは、一人の人から生まれました。
そして、そのメソッドが生まれるには、クララ以外にも、一緒にワークした大事な人達がいました。
いわゆる、エルダーや第一世代ではなく、ジョーと一緒にスタジオを運営していた人達です。

ピラティスメソッドの誤解。
言い換えれば、情報がないからこそ、勝手にでき、育ってきた「フィクション」。

でも、
「みんながピラティスの本質的な情報については知らない」
「根本的な情報は一般の人には届かない」
からと言って、商業的に創り上げたり、商業的に都合が良いストーリーを創り上げ、それをピラティスと思わせるのはどうかと思ってきた。

ピラティスなのか、ピラティスをベースとしているのか。
ピラティスって何なのか。

5年前は正直、ピラティスを知れば知る程、この誤解が心苦しく感じている時期もありました。
でも、いわゆる「有名ピラティス団体のマスター」ではない限り、聴いてもらうこともできませんでした。

それから、全精力をかけて
「ピラティスの団体からの、カテゴライズされたピラティス学ぶこと」ではなく、

「ピラティスメソッドを学び、知り、体験すること」
に取り組んできました。

そこで得たものは、さらに5年前から大きく大きく膨らみ、一晩掛けても話し尽くせないものになりました。

一方、この経験の中で、たくさんの愛を受け取りました。
たくさんのバトンを受け取りました。

そして、思う様になりました。

「私も、その想いの継承の中の一人として、愛を持って、真摯にピラティスメソッドを伝えて行きたい。」

ピラティスメソッドの誤解に対する憤りは、いつの間にかに消えていきました。

その代わりに、
必要な人に、必要な情報が届きますように。

そう思って活動するように心が入れ替わりました。

ピラティスメソッドは、講義では伝えられません。
それは、今回のPMAで、ジョーの唯一の継承者であるロリータ・サン・ミゲェルも、公にこのことに触れました。私が知っている限りは、全てのピラティス愛好家に最大限の敬意を示されているロリータがこのようなことに少しでも触れるのは、はじめてのことです。

それでも、真実を、真髄を、哲学を
私が知っているものは伝えたい。

今は、Lolita’s Legacyのコースを開催していますが、ここをスタートとして、コース卒業後に、さらにこのようなことに触れて伝えて行くことになるなあと、大きな枠でのイメージが出来上がる様になりました。

そして、その他も含めて私自身の活動が、何かの「きっかけ」になれば嬉しい。

正直。
クラシカルピラティスとか、コンテンポラリーピラティスとか。
ピラティスの元を知らない限りは、わけることもできません。

でも、根本的な部分を理解すると、もっと深く感動的で、生涯のライフワークとしての素晴らしい価値を見つけることになるんだと思います。

ピラティスの旅は、まだまだ続きます。

2017年から、新しいスタジオロゴに進化します!

そして、2017年にジョセフ・ピラティス氏が生まれた街で開催される国際カンファレンス「Pilates Heritage」のアンバサダーにも任命されました。是非一緒に、ルーツの中のルーツで、素晴らしい時間を一緒に過ごせたら嬉しいです。PilatesHeritageの記事はこちら→
http://junkosakurai.jp/2016/archives/9267

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